アタウアルパ・ユパンキ『エル・アラサン /El Alazán』
Published 2022-10-22
<アタウアルパ・ユパンキ>
1908年、ブエノス・アイレス州の寒村カンポ・デ・ラ・クルスに生まれる。9歳のときトゥクマン市に移住、少・青年時代は国内を放浪し、働きながら音楽や文学を学んだ。1929年処女作《インディオの道》を書いた。その後も農民や牧夫の生活をテーマに深い人生観をにじませた作品を発表し,1930年−1940年代に活動の輪を広げた。代表作に《トゥクマンの月》《牛車にゆられて》《牛追いは行く》などがあり、左ききに構えるギターの演奏と渋く奥深い語り口の歌とでフォルクローレの第一人者となった。