型破りの方法!AC100Vで直接LEDテープを光らせる方法を実験してみました!

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Published 2023-02-07
まさかの方法!AC100Vで直接LEDテープを動かす実験を
行ってみましたのでご紹介します!

LEDは電気を一方通行にしか流すことができず、
しかも一定以上の逆電圧がかかるとすぐに壊れてしまうため、
一般的には交流で使うことができません。
AC100Vなどの交流電源で使う場合、通常はACアダプターやブリッジダイオードなどの回路を追加して交流を直流に変換して点灯させます。
しかし今回実験するのはそういった回路は一切不要です!
制限抵抗が付いたLEDテープのみで点灯させます!

その驚きのシンプルな方法とは、もう一つLEDを逆向きに並列接続する方法で、
逆方向の電気を逆向きのLEDに逃がすことでお互いのLEDが壊れるのを防ぐことができます。
LEDは交流の周波数の2倍、100Hz(50Hzの場合)または120Hz(60Hzの場合)で点滅しますが、人間の目ではほぼ点滅は認識できませんでした。
また、今回使用した12VのLEDテープでは9直列くらいがちょうどよいと感じました。

※追記
動画内では電流値の測定に失敗していますが、瞬間の電流値を制限抵抗の電圧降下より求めました!
10直列時 約29mA(4.1W)
9直列時 約40mA(5.6W)
8直列時 約47mA(6.6W)
いずれも141Vのピーク電圧時の消費電力のため、平均の消費電力ははるかに少ないです。

今回の方法はAC100Vを扱います。
電圧が高いため感電やショートを起こしやすいです。
十分な絶縁対策やヒューズなどの安全対策が必須です。
また、まだまだとりあえず試しただけの実験結果のため、
もし試される方はくれぐれも安全にご注意いただき、
結果については自己責任にてDIYしていただきますよう、
お願いいたします。

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All Comments (21)
  • @nipperkun1
    公道に設置されている交通用信号機は全て商用100V交流で点灯されています。商用交流から直流に返還して点灯させる回路をもうけると、増えた部品により故障率が上がるので、直流では使われていません。基本的にはLEDは一筆書きの回路が複数並列につかわれていて、一部の回路が断線しても全体では消灯することはありません。サージ対策のツェナーダイオードなどが内蔵されている物もあるようです。ドラコレの画像を見るとよくわかります。
  • @yuyuyu9711
    クランプメーターで挟む所の線をコイルのように巻けば小さい電流も見れると思います。 (10回巻けば10倍の値での表示になります)
  • @yosix
    理論では大丈夫なんだろうなと分かっていても、実際にやっているのを見るのはインパクトがあって楽しいです。 間接照明に使ったり、ディフューザーを入れてやれば光源を直接目視しなくなるのでちらつきも気にならないかもしれませんね。 大変参考になりました。
  • @kai-ii2bq
    今まで紹介した製品が再登場するのは継続して見ている側からするとすごく嬉しいです
  • 0:33 倹約さんが「直列」と話してるけど直流の事だと思いました。 またLEDは逆電圧耐性が低いので整流に向かないとばかり思い込んでましたが、逆並列接続するという発想はすばらしいです
  • @bitbehind
    こんなようなことは出来そうだな〜と漠然とは思っていたけど、いろいろ裏技を使う必要があるのですね。実際に作ってみせていただき面白かったです😊。
  • @renonkkk
    ちょっとしたアイディアで良い実験ですね。ありがとうございます。
  • 今回のAC直接点灯はとても実用的ですね。私はLEDテープを電源アダプターを介して光らしているのですが、アダプターの熱と変換効率の悪さがLEDの良さを半減してるなと思ってました。このAC直接点灯でLEDの長所が最大に生かせそうです。良い情報をありがとうございます。
  • @seabura
    電球(LED)とヒューズとプラグだけって考えると昭和感がありますね。 デバイスが安くなることでシンプルな回路を実用的に作れるって言うのもロマンがあって面白いです。 部品が少ない分衝撃に強そうなので投光器とかで需要がありそう。
  • 沢山直列にしなくても、一組のLEDの逆の組み合わせにコンデンサを直列に入れるという手もありますよ。 例えば20mA流したいなら、 R = E / I = 100/0.02 =5000 f=50Hzとして 5000 = Zc = 1/(2*π*50*C) C = 0.64uF となります。 ただし電源にノイズが乗っていると高周波なので想定以上に流れますのでやはりヒューズが大事ですね。
  • @GND189
    凄いですっ!! 確かに言われてみれば、それも有りだとは思いますが、その発想までには至らないですよね~♪ 頭を柔らかくする事が如何に大事かと、改めて思いました。 ありがとうございます。
  • @masao1968
    コメント欄も含めて素晴らしい資料。
  • @hondola
    この基本回路と思しきもの,Twitterで見て不思議だったんですが回路図見て納得いきました
  • @evapresents
    なるほど。実に面白い。 最小限の部品で構築するところにロマンを感じました。
  • ムカシLED利用の初期にはこのような使い方がありましたが、寿命を縮めていました。テープはLED3個単位ごとに逆並列接続した方がいいと思います。全直列では素子のバラツキで弱いところに過負荷がかかるでしょう。自転車のランプをLED逆並列接続で使ってますが、1個づつなので寿命は問題なさそうです。
  • @kaokao571
    スゴイ実験! 面白かったです。何が驚いたかって、あのちっこいオシロスコープ! Amazonで調べたら¥3,000弱で出てる! 時代は変わったなぁ。
  • 目から鱗と言うか、思いつきもしなかった(直流だから無理と)ので面白かったです(大丈夫かドキドキしました) はんだ付けお疲れさまでした
  • @yama2931
    ワンチップマイコンでLチカを行うような感じの実験で面白かったです。 コンセント電圧は106±6Vの電圧範囲が有りますので、市販のLED灯は明るさが一定になるように定電流回路を設けていると思います。
  • 以前からLED×20(5×20)でつくんじゃないかと思っていましたが、怖くて試してみませんでした。 逆電流に弱いこと、交流なのでピークが141Vなどとても勉強になりました。(試さなくてよかった)
  • @Peru-Cusco
    滅茶苦茶そそるタイトルです!ゆっくり拝見させていたきます🎉。