@平良大&伊佐幸子@その2(演奏と歌)@御縁節(グエン節)~揚作田節(あげちくてんぶし)@OKINAWA祭り2024@HAISAI STAGE@代々木公園ケヤキ並木@2024年5月18日@14:43

Published 2024-05-20
@平良大(三線歌手)&伊佐幸子(琉球舞踊家)@その2(演奏と歌)@御縁節(グエン節)~揚作田節(あげちくてんぶし)@OKINAWA祭り2024@HAISAI STAGE@代々木公園ケヤキ並木@2024年5月18日@14:43
琉球古典音楽の「御縁節(ぐいんぶし)」は、遠く離れて暮らす兄弟が再会できたことを祝して詠まれた斉唱曲です。喜ばしい歌詞から縁起が良いとされ、公演などでは幕開けの斉唱として演奏されます。
歌持ち(前奏)が印象的で、琉球古典音楽の端節(主に上巻に収められている節)の中でもキャッチーな一曲です。節回しが細かく、音程をとるのが難しいのも初心者には関門かもしれません。
琉球古典音楽は、琉楽(りゅうがく)とも呼ばれ、三線(または歌三線)、琴、笛、太鼓(鳴り物)、胡弓によって演奏されます。琉球王朝時代から長きに渡り演奏され、歌い継がれてきました。曲数は200曲あまりあり、琉球舞踊や組踊、琉球芝居の楽曲としても演奏されています。
揚作田節(あぎちくてんぶし)は、琉球古典音楽の楽曲のひとつで、豊年満作や御代万歳の思想を力強く表現した曲調です。一年を通して天候に恵まれ、農作物が豊かに実ることを予祝して詠まれた歌曲で、琉球舞踊にも使われています。二才踊の「麾(ぜい)」や雑踊の「松竹梅」の松などが有名です。
また、辛く厳しい環境の中でも不平・不満を言わずじっと耐え忍ぶ、鍛えられた中で人は大成する(咲く花の香も増す)ものであり、人はそうありたいと歌った教訓歌でもあります。
琉球古典音楽は、主に冊封(中国の皇帝が朝鮮、ベトナム、琉球などで国王が新たに即位する際、その即位を認める勅書等を携えて来た使者)や薩摩藩、江戸幕府に対する接遇として披露されていました。曲数は200曲あまりあり、琉球舞踊や組踊、琉球芝居の楽曲としても演奏されています。
平良大は、2024年5月18日(土)と19日(日)に開催される「OKINAWAまつり」に出演するシンガーソングライターです。サーフミュージックを軸に活動しており、伊佐幸子と共演します。
伊佐幸子さんは、沖縄県立芸術大学を卒業し、玉城流冠千会の師範でもある琉球舞踊の舞踊家です。那覇と大阪に伊佐幸子琉舞道場を主宰しており、2024年4月には三線の歌い手の堀内加奈子さんとコラボライブも開催しました。
OKINAWAまつりは、毎年5月上旬に東京・代々木公園で開催される入場無料の音楽イベントで、沖縄の音楽や伝統芸能、飲食、物産などを楽しむことができます。2024年は5年ぶりの開催で、来場者25万人を目指しています。

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